35歳過ぎ・異業種転職でマイナビ転職を使った実体験:向いていない人まで書いてある求人サイト

こんにちは、PON(@pon_side)です。転職サイトって、多すぎませんか。全部に登録するべきなのか、1つに絞るべきなのか。35歳を過ぎて「失敗できない転職」を前にすると、その迷いだけで時間が溶けていきます。

わたしは35歳を過ぎた直後、コロナ禍に小売業界からBPO業界へ異業種転職をしました。そのときメインで使ったのがマイナビ転職で、いまの会社もマイナビ転職経由で決まっています。この記事では、実際に使った立場から、良かった点も引っかかった点も含めて、マイナビ転職の使いどころをまとめます。

35歳を過ぎて転職を迷っている人、転職サイトが多すぎてどれを使えばいいか分からない人の判断材料になれば嬉しいです。

目次マイナビ転職とはなぜマイナビ転職をメインにしたか実際の使い方使ってみて良かった点気になった点実際の結果35歳過ぎ・異業種転職で使うときのコツ他のサービスとの役割分担こんな人に向いている/向いていないまとめ

マイナビ転職とは

株式会社マイナビが運営する転職サイトです。求職者側の利用は無料で、求人検索と応募に加えて、職務経歴を登録しておくと企業や転職エージェントからスカウトが届く仕組みがあります。

運営株式会社マイナビ
掲載求人数62,350件(2026年9月9日時点・公式サイト)。新着求人は毎週火・金曜に更新
利用料無料(求職者側)
スカウト希望マッチ/経験マッチ/条件マッチ/転職エージェントの4種類。スカウト限定求人あり
こだわり条件完全週休2日制・年間休日120日以上・土日祝休み・残業月30時間以内・学歴不問・急募・志望動機不要 など
特徴的な項目求人ページに「この仕事に向いている人」「この仕事に向いていない人」の記載がある

スカウトには、受け取った人だけが閲覧・応募できる「スカウト限定求人」があり、求人によっては書類選考免除などの特典が付くこともあります。こだわり条件は「仕事の特徴」「待遇・職場環境」「募集の特徴」「会社の特徴」「応募書類の特徴」といった分類で用意されていて、休みや残業、未経験可否といった軸で最初から絞り込めるのが便利なところです。

わたしが使っていたのは数年前なので、画面や機能の細かい部分は変わっているところもあると思います。この記事では、使い方の考え方と、実際に転職が決まるまでに感じたことを中心に書きます。

なぜマイナビ転職をメインにしたか

先に言っておくと、転職サイトは大手にはすべて登録することをおすすめします。リクナビNEXT、エン転職、doda。どれも登録は無料なので、まず一通り登録して、その中で自分が使いやすいと思ったサイトをメインに据える。これが一番無駄がありません。

わたしの場合、その中でメインになったのがマイナビ転職でした。理由は2つあって、ひとつは単純に画面の見やすさと使い勝手が自分に合っていたこと。もうひとつは、求人ページに「この仕事に向いていない人」が書いてあることです。いいことしか書いていない求人票と違って、「こういう人にはギャップがあるかもしれない」と企業側が先に言ってくれる。異業種に飛び込もうとしている身には、この一文があるだけで安心感が違いました。

実際の使い方

使った期間は、登録から内定が出るまで。途中で止めることはなく、決まるまで使い続けました。流れとしては、登録して職務経歴を書き込む、希望条件を設定する、届くオファーを確認する、気になる求人に応募する、の繰り返しです。

最初の壁は職務経歴の登録。ここは手を抜かない

最初の壁は、職務経歴や履歴書といったパーソナルな情報を登録する作業です。ここが一番面倒なのは間違いありません。でも「最初だけ」と割り切って、自分の人生の振り返りだと思ってきちんとやること。本気で転職するつもりなら、できるはずです。

ここを丁寧にやると、スカウトやオファーが来るようになって、自分が今まで考えていなかった業界や、見えていなかった選択肢が見えてきます。異業種転職の入り口は、実はこの登録作業の丁寧さで決まる部分が大きいです。

希望年収は、見栄も謙遜もしない

希望年収は、しっかり書きます。ただし見栄も謙遜もしない。特に見栄を張ると、あとで自分が苦しくなるうえに、源泉徴収票などで必ず分かります。現実の数字を、そのまま書く。それが結局、一番マッチングの精度が上がります。

休みの条件は最初に決めておく

休みの条件はかなり重要です。自分のライフスタイル的に、暦どおりの休みがいいのか、シフト制の方が都合がいいのか。わたしは家庭のことを考えて、暦どおりに休める企業で絞り込んでいました。マイナビ転職には「土日祝休み」「完全週休2日制」「年間休日120日以上」といったこだわり条件があるので、ここは最初に設定しておくと、見なくていい求人を最初から外せます。

使ってみて良かった点

良かった点は3つです。人手不足の業界に未経験OKの求人が多いこと、「向いていない人」が書いてあること、そしてオファーが自分の職務経歴の答え合わせになること。順番に書きます。

人手不足の業界は、未経験OKの求人が多い

異業種転職で一番気になるのは「未経験でも応募できる求人があるのか」だと思います。実際に探してみると、人手不足の業界や企業は、未経験OKになっている場合がほとんどでした。異業種だから門が狭い、ということはありません。

ただし、名前だけで「あー、聞いたことある」というような大企業の求人は、だいたい年齢制限に引っかかります。そこに引っ張られるより、希望年収がフィットしているか、職務内容が自分に想像できるかを重視する方が、よほど建設的です。

「向いていない人」が書いてある

さきほども触れましたが、求人ページの「この仕事に向いていない人」は、マイナビ転職ならではの項目です。応募する前に、自分がその「向いていない人」に当てはまらないかを確認できる。ミスマッチを事前に減らせるので、失敗できない転職ほど、この項目の価値は大きいと思います。

オファーはわりと来る。そして職務経歴書の調整で精度が上がる

職務経歴をきちんと登録しておくと、オファーはわりと来ます。ここで大事なのは、食わず嫌いをせずに、まずオファーの内容を確認すること。そして、意図しないオファーが来続けるなら、自分の職務経歴と履歴書を修正することです。

どう読まれたら、希望する業界から声がかかるのか。人事担当者の立場になって考える。人事担当者も、中途採用の人数や採用後の定着率がKPIになっているはずなので、下手なオファーはしてきません。つまり、届くオファーは「自分の職務経歴がどう読まれているか」の答え合わせになります。

気になった点

転職エージェントからの連絡は、かなり来ます。ただ、使わなくてもまったく問題ありません。自分のスキルの棚卸しやマッチしそうな企業のリサーチを自分でやりたくない、あるいはやる時間がない、という場合は使ってもいいと思いますが、当たり外れがあると聞くので、手詰まりになるまでは自力で十分です。

もうひとつは、さきほどの大企業の年齢制限です。これはマイナビ転職の問題ではなく転職市場そのものの話ですが、知名度のある求人ほど35歳過ぎには門が閉じていることは、先に知っておいた方が精神的に楽です。

実際の結果

マイナビ転職から応募したのは10社超。そのうち書類選考を通過したのが6割くらいで、書類を通過するとほぼすべて面接に進めました。そして、いまの会社はマイナビ転職経由で決まっています。

ひとつ、これから使う人に伝えておきたいのは期間の話です。応募から入社までは、2ヶ月は見ておいた方がいいです。受け入れる側にも、社会保険などのバックオフィス業務、採用にあたっての社内稟議があります。ある程度の規模の会社なら、「今月末から来てください」というスピード感は想像しない方がいいです。

35歳過ぎ・異業種転職で使うときのコツ

問われるのは「何を始めたか」より「どう畳んだか」

当然ながら、どこに勤めていたかは問われません。問われるのは、自分が何をしたか、何ができるか、どう貢献できるか。そして実際に転職活動をして感じたのは、「何を始めたか」より「どう風呂敷を畳んだか」が重視されるということでした。

何かを新しく始めるのと同じくらい、誰かが始めたものを調整しながらきちんと終わらせることは大変です。その経験は強く謳えます。そしてオーナーシップを持って取り組む姿勢があれば、未経験でも受け入れてもらいやすい。逆にいえば、今すぐ転職を急がない人は、いまの職場の目標設定のときに、オーナーシップを持てる業務を自分から取りにいく。その経験を積んでから市場に出た方が、価値も選択肢も広がります。

汎用性のある資格を、ひとつ持っておく

やっておけばよかったと思ったことがあります。運転免許以外に、分かりやすくて汎用性のある資格を取っておくこと。難しいものである必要はなくて、ITパスポートくらいでも十分だと思います。「自分でできる業務の幅を広げよう」という姿勢があることを分かりやすく示すには、資格取得に時間を使ったという事実が、いちばん伝わりやすいアピールになります。

他のサービスとの役割分担

わたしはマイナビ転職のほかに、ビズリーチと転職会議も使っていました。役割はこう分けていました。

  • ビズリーチ:転職市場全体の潮流の理解と、自分の立ち位置の確認
  • マイナビ転職:特定の業界・特定の年収帯に絞った深掘りと応募
  • 転職会議:退職理由などを見て、個別の企業を確認

有料のサービスもありますが、ある程度課金すると解像度がかなり上がります。1年も2年も課金し続けるものではないので、腹をくくって一定期間だけ課金した方が、スピード感が出るし、リサーチに外れがなくなります。ビズリーチと転職会議については、それぞれ別の記事で詳しく書きます。

こんな人に向いている/向いていない

結論を一言でいうと、マイナビ転職は「オーナーシップを持って何かをやり切った経験がある人」なら、35歳過ぎでも異業種でも、十分に戦えるサイトです。

  • オーナーシップを持って何かに取り組んだ経験が、ひとつでもある人(未経験かどうかは、採用側はあまり気にしていないと感じました)
  • 何かを始めただけでなく、きちんと終わらせた経験がある人
  • 希望年収と職務内容で、現実的に求人を選べる人
  • ルーティンワークを正確にこなすことがKPIだった人(まずは今の職場でオーナーシップを持てる業務を経験してからの方が、市場での価値が上がります)
  • 名前の知れた大企業だけを狙いたい人(年齢制限に引っかかることが多いです)
  • スキルの棚卸しや企業リサーチを自分でやりたくない人(エージェント型の方が向いています)

まとめ

マイナビ転職は、異業種・35歳過ぎという条件でも、人手不足の業界を中心に未経験OKの求人がきちんとあり、「向いていない人」まで書いてある求人ページのおかげでミスマッチを事前に減らせるサイトでした。職務経歴をきちんと登録して、届くオファーを答え合わせにしながら調整していけば、自分が見ていなかった選択肢まで見えてきます。

大手サイトには全部登録したうえで、使いやすいものをメインにする。わたしの場合、それがマイナビ転職でした。応募から入社まで2ヶ月は見て、希望年収は正直に、休みの条件は最初に決める。この3つを押さえておけば、失敗できない転職でも落ち着いて進められると思います。

このときの転職に至るまでの経緯と、35歳の壁の正体については、35歳過ぎの転職は遅いのか:小売→異業種→経営者→出戻りを経験したわたしの答えで書いています。

日々の仕事道具や働き方のことは、X(@pon_side)でも発信しています。よければそちらものぞいてみてください。

— PON