異業種を渡り歩いてきた僕が、発信を始めた理由

はじめまして。PONSIDE(ポンサイド)を運営してるPON(@pon_side)です。

この記事は、自分にとって「最初の一本」になります。商品レビューでもライフハックでもなく、まずは「なぜ自分が発信の場を持とうと思ったのか」を、自分の言葉で残しておきたいと思いました。

正直、こういう自己紹介的な記事は読まれにくいと言われています。それでも最初に書いておきたかったのは、これから書いていく記事の「土台」になる話だからです。少し長くなりますが、よかったら最後までお付き合いください。

ありふれたサラリーマンが、なぜ発信する側に回ったのか

結論から言ってしまうと、自分は「珍しいキャリアを歩んできた、ごく普通の人間」です。

矛盾してるように聞こえるかもしれません。でも、これが一番しっくりくる表現なんですよね。特別な才能があるわけでも、何かの分野で突き抜けた専門家でもありません。ただ、歩いてきた道のりだけは、ちょっと人と違っていました。

小売の現場からキャリアを始めて、BPO業界に移り、そして気づけば介護事業の経営者になっていました。そしてまた、会社員に戻ろうとしている。文字にすると、自分でも「よくこんな道を通ってきたな」と思います。

この「ちぐはぐな経歴」こそが、自分が発信しようと思った理由の根っこにあります。順番に話させてください。

モノを売る現場で気づいた「便利の楽しさ」

社会人としてのスタートは、メンズ雑貨を扱う小売の販売員でした。

店頭に立って、商品を並べて、お客さんと話す。最初は本当に何もできませんでしたが、だんだん「どう並べれば手に取ってもらえるか」「どう伝えれば魅力が伝わるか」を考えるのが面白くなっていきました。

やがて、商品の仕入れやブランド全体の企画、数字の管理を任されるようになります。販売の現場から、「全体を設計する側」へと役割が変わっていきました。

この頃から一貫して自分の中にあったもの。それが「モノで生活を良くすること」への興味でした。

仕事柄、いろんなアイテムに触れる機会が多くて、「これがあると暮らしがちょっと快適になる」というアイテムにめっぽう弱くなっていったんです。ガジェット、便利グッズ、QOL(生活の質)を上げてくれる道具。給料が入ると、ついそういうものに手が伸びる。今思えば、この時期の習慣が、今の発信のテーマに直結しています。

コロナ禍で、人生が一度リセットされた

順調に見えたキャリアでしたが、転機は突然訪れます。コロナ禍です。

勤めていたブランドの業績が大きく傾いて、自分は将来を真剣に考え直すことになりました。このまま沈んでいく船に乗り続けるのか、それとも大海原に飛び込んで別の道を探すのか。悩んだ末に、まったくの異業種へ飛び込む決断をします。それがBPO業界でした。

畑違いの世界で、最初は現場仕事からのスタート。正直、不安だらけでした。それまで積み上げてきた小売のスキルが、ここでは通用しないように感じる場面も多かったです。

でも、人間は意外と適応するものです。数字を扱う仕事を任されるようになって、現場から本社のデスクワークへと比重が移っていきました。そしてここでも、自分の「便利好き」が顔を出します。

デスクワークが増えると、当然パソコンに向かう時間が長くなる。すると今度は「いかに効率よく作業するか」「いかに快適な環境を作るか」が気になって仕方なくなったんです。キーボード、マウス、モニター、デスク周りのアイテム。仕事の合間にそういうものを調べて、試して、自分の作業環境を少しずつアップデートしていく。それが純粋に楽しかった。

振り返れば、業界が変わっても、自分がやっていたことの本質は同じでした。「モノや仕組みで、目の前をちょっと良くする」。これが、どこに行ってもついて回る自分の性分なんだと、この時期にはっきり自覚しました。

想定外の「経営者」という経験

そんな中、人生で最大の想定外がやってきます。親族の事情で、介護事業の経営を引き継ぐことになったんです。

未経験の業界。初めての経営。プレイヤーとして現場を回すのと、経営者として事業全体に責任を持つのとでは、見える景色がまったく違いました。

資金繰り、人の採用と育成、サービスの質、地域との関係。一つひとつが重くて、そして自分の判断ひとつで多くの人の生活が左右される。この緊張感は、会社員時代には決して味わえないものでした。

大変なことばかりでしたが、得たものは計り知れません。物事を「経営者の視点」で見る癖がついたこと。コストとリターンを常に意識するようになったこと。そして何より、「環境を整えることが、成果に直結する」という確信を持てたことです。

経営者になってからも、自分はやっぱり仕事道具や作業環境を整えることから始めました。集中できる空間、効率の上がる道具。そこに投資することが、結果的にパフォーマンスを底上げしてくれる。趣味でやっていたことが、経営の現場で「実利」として返ってきた瞬間でした。

情報を「探しまくった」日々が、発信の原点になった

経営者として動く中で、自分は膨大な量の情報を調べました。

事業のこと、お金のこと、効率化のこと、そしてもちろん、仕事道具やガジェットのこと。何かを判断するたびに、ネットで検索して、誰かの発信を読んで、レビューを漁る。気づけば、自分は完全に「情報の受け手」として日々を過ごしていました。

そして、たくさんの発信に助けられました。名前も知らない誰かが、自分の体験を丁寧に書き残してくれていたおかげで、何度も「これだ」という答えにたどり着けた。

そのとき、ふと思ったんです。「自分も、誰かにとっての、そういう存在になれないだろうか」と。

小売、BPO、介護経営と、まったく畑の違う世界を渡り歩いてきた経験。突然経営者になって、また会社員に戻るという、なかなか珍しい道のり。そして、どの場所でも変わらなかった「モノと仕組みで毎日を良くする」という趣味。

これらを掛け合わせたら、もしかしたら誰かの役に立つ何かが出せるんじゃないか。ずっと受け取る側だった自分が、少しだけ出す側に回ってみてもいいんじゃないか。そう考えたのが、この場所を始めた一番の理由です。

PONSIDEという名前に込めたもの

「PONSIDE(ポンサイド)」という名前について、少しだけ。

頭にあったのは、海に浮かぶ「ポンツーン」のイメージでした。ポンツーンっていうのは、海の上に浮かぶ小さな桟橋や浮島のこと。沖縄やハワイの、どこまでも透き通った海。その上にぽつんと浮かぶ、誰にも邪魔されない、小さいけど自分だけの居場所。

大陸でも、立派な島でもない。ただ、自分が心地よくいられるだけの、ささやかな浮島。自分にとっての発信の場は、そういうものでありたいと思いました。

そして「PONSIDE」には、もうひとつ「PONのサイドストーリー」という意味も重ねています。表舞台のメインストーリーじゃなくて、日常の脇道で見つけたこと、試したこと、気づいたこと。そういう等身大の話を書いていく場所にしたい、という思いを込めました。

大層な成功譚を語るつもりはありません。むしろ、失敗や試行錯誤のほうが多いと思います。でも、そういう「横道のリアルな記録」こそ、同じように日々を工夫しながら生きてる人にとって、何かのヒントとして残るんじゃないかと思っています。

この場所で書いていくこと

これから、こんなテーマで記事を書いていく予定です。

一つ目は、ガジェットや仕事道具のこと。実際に自分が使って感じたことを、良い点も微妙な点も含めて正直に書きます。スペックの説明よりも「実際どうなのか」という使い心地を中心にしたいと思っています。

二つ目は、ライフハックや業務効率化のこと。忙しい毎日の中で「これをやったら少し楽になった」という工夫を、現場で試した経験をもとに紹介していきます。

三つ目は、キャリアや働き方のこと。異業種を渡り歩いて、経営も経験した立場から、これまで歩いてきた道のりを等身大の視点で綴っていければと思います。

どれも、自分自身が実際に経験して、試したことがベースです。借り物の情報を並べるんじゃなくて、自分の言葉で語れることだけを書いていくつもりです。

最後に

普通のサラリーマンが、経営者になって、また戻ってくる。そんな経験をしてる人は、そう多くないかもしれません。

でも、その回り道があったからこそ見えてきた景色や、気づいたことがあります。それを少しずつ言葉にして、同じように日々を工夫しながら過ごしてる誰かに届けられたら、これ以上に嬉しいことはありません。

仕事も暮らしも、ほんの少しの工夫でアップデートできる。そんな話を、この小さな浮島から、これから一つずつ綴っていきます。

どうぞ、よろしくお願いします。

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